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ブログ「大慶堂通信」

掌蹠膿疱症ってなんでなるの?

体の中で発生した炎症物質が

体の最下流領域である手足に蓄積してしまい

そこで炎症が起こるのが原因です。

 

こんにちは、漢方薬局の後藤です。

今回は掌蹠膿疱症についてお話します。

 

掌蹠膿疱症は

体の中で一番分厚く丈夫な皮膚でできている

手のひらや足底に膿胞ができる病気です。

なぜ一番丈夫な手のひらや足底に膿胞ができるのでしょう?

 

皮膚の炎症は虫に刺されたり、汗でばい菌が増えてあせもができたり

何かに触れてかぶれたりなど

体の外の何かが原因になって起こることがありますが

手のひらや足底に限定して炎症が起こる掌蹠膿疱症は

体の外に原因があることは考えられません。

原因は体の中にあるのです。

 

掌蹠膿疱症を発症する人は他に病気があって

それが原因になると言われています。

慢性扁桃炎、慢性副鼻腔炎、歯周病などの感染症や

金属アレルギーが原因になることが多いと言われています。

 

原因となる病気が体の中にあると

免疫細胞が一生懸命炎症物資を分泌して

その病気に対応しようとします。

これが慢性的に長期間続くと

免疫細胞が分泌した炎症物質が体の中でたまっていきます。

その炎症物質はどこに溜まっていくのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

川の流れを想像してみてください!

川の上流の水はとても澄んでいてきれいですよね。

川の汚れは下流に行くほど目立っていきます。

汚れは下へ下へ流れていくからです。

人間の体も同じです。

体の中で生じた炎症物質は

心臓から最も遠い体の下流領域である

手足に蓄積するのです。

重力の影響も加わって手足末端に炎症物質が流れついて

溜まってしまうのです。

 

掌蹠膿疱症の方の皮膚を顕微鏡で見ると

好中球という白血球がたくさん皮膚表面に集まっているのが

確認できます。

好中球は通常細菌やウイルスが体に入ってきたときに対応する

免疫細胞ですが

掌蹠膿疱症の場合は手のひらや足底に細菌やウイルスは

確認できません。

手のひらや足底からは遠く離れた場所から流れ着いた

炎症物質に引き寄せられて好中球は集まってくるのです。

 

漢方相談では

原因となる疾患の確認、

皮膚の状態の確認

食事生活習慣の確認をしながら

お客様の体質や状態に合った

漢方薬や健康食品、スキンケアの方法

食養生の方法、生活養生の方法の

ご提案をしています。

 

原因となる疾患を改善し

炎症物質の発生を抑え

手足に溜まってしまった炎症物質を流して除去し

皮膚の炎症を改善して

皮膚の再生を助ける方法まで

サポートいたします。

 

最初から全てを一度にすることは難しいですが

毎回様子を見ながらその時にベストな方法をご提案しています。

 

お悩みの方は是非ご相談ください

 

 

後藤

漢方薬局

048-574-9331

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