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ブログ「大慶堂通信」

COVID-19に対する武漢でのレポートと、対応した漢方(中医薬)処方について

こんにちは♪
大慶堂漢方薬局、薬剤師の岡理絵です♪
先週の土曜日の夜に、zoomをつかい、武漢で数千人の新型コロナウイルス感染症陽性患者の方々を治療にあたってこられ
また現在も治療にあたられていらっしゃる天津中医薬大学、学長の張先生と中医薬での治療経験等の講義を受けました。
武漢では、やはり発熱、咳、倦怠感、のどの痛み、鼻水、鼻づまりの症状が多く
炎症性サイトカインが発生し、特に肺と免疫系統が標的になりやすく
最初穏やかだが、病気の変化が早く、急に悪化のスピードが速くなるのが特徴とのことでした。
重要な点は、集中的に隔離すること、また、中医薬を利用することにより治療回復が早くなり
陰性になるまでの時間が短縮でき、サイトカインストームから回避でき,治癒率を上げ、重症化を軽減することが
できたとの事でした。
また、発症してから一週目がとても重要で、(感染力が一番強いため)サイトカインストームを下げるために
そこでしっかり(早期に十分量使う事)中医薬を使う事で、軽症なら重症化を防いだり、体温は正常に戻りやすく
CT画像もよくなることが多いそうです。
特に軽症者をコンテナ病院で診る際に、本当は弁証論治が必要ですがあまりにも人数が多いので
多くの方に、まず「清肺排毒湯(せいはいはいどくとう)」を利用したが
他の中医薬をつかっていないコンテナ病院にくらべ明らかに重症化しなかったとのことでした。
また、後遺症の問題もあり、陰性になっても、肺機能が低下したり、特に高齢者の方は肺の全範囲にダメージがあるので
呼吸困難が残る事がある。また重症化の方は、肺、心、腎機能の損傷、さらに免疫機能の損傷が目立つのが問題とのこと。
その他、多くのレポートがあったが、
これを、日本にいてくださる多くの中医師が一緒に聞いて下さっていたので、張医師の見解から
日本にいる私の信頼しているF中医師に、先程電話で伺った結果
これを日本にある処方で考えると、まず発熱がある場合、早めに「麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)」を
服用し、これは今回の新型コロナウイルス感染症では解熱してからも三日は飲み続けた方がよい
また、ウイルスに対する熱毒を制するために、「銀翹散(ぎんぎょうさん)」そして「板藍根(ばんらんこん)」
等を併用するとなおいい、その際に必ずうがいしながらのむ、
日本にある処方だと、小柴胡湯や五苓散などを追加。
また麻杏甘石湯に入っている石膏は胃を冷やす作用があるため、2週間以上は注意が必要です。
また気陰を補うために西洋人参湯を併用するといい。下痢のある場合は勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)
もしくは、かっこうしょうきさん、日本にある処方だと、五苓散(ごれいさん)
この際も、板藍根と銀翹散と共に。
また、これから五月になると、中医学的には「心」の季節になるため、新型コロナウイルス感染症から
心筋炎の併発などの注意が必要なので、「シンサージ」や「麦味参顆粒」「冠元顆粒」「天王補心丹」なども必要なことを
教えて頂きました。

漢方や中医学にできること、そして自分や家族をまもるために必要な処方がみえてきました。

分からない点は、ご連絡下さいませ。

大慶堂漢方薬局 岡理絵

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