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ブログ「大慶堂通信」

子宮内膜症はどうしてなるの?

生理痛が激しく子宮の筋肉の収縮の

 

バランスが悪いと

 

月経血が逆流してしまう事があります。

 

逆流によって子宮以外の場所に月経血が

 

飛んでしまうと、

 

そこでホルモンの作用により子宮内膜の細胞が

 

増殖してしまいます。

 

これが、子宮内膜症という病気です。

 

 

 

 

 

こんにちは。漢方薬局の後藤です。

 

今回は子宮内膜症についてお話しします。

 

逆流によって子宮内膜は

 

どこまで飛んでいくのでしょうか?

 

一番多いのは直腸と子宮の間で

 

ここが子宮内膜症の70%に発症します。

 

次に多いのが卵巣で55.2%に発症します。

 

その他は小腸の表面、輸卵管、虫垂、

 

膀胱の表面、直腸の表面などに発症します。

 

なので子宮内膜症の痛みは

 

腹部だけでなく、おしりや上腹部など

 

広範囲に及びます。

 

また、リンパ管を通って肺や鼻に行くこともあります

 

鼻に飛ぶと生理の時に必ず鼻血が出ます。

 

 

 

 

発病素因として考えられているのは

 

①初潮年齢が早い(10才または11才)

→ 子宮がまだ発育段階で収縮のバランスが悪い

 

②月経周期が27日より少ない

→頻繁に生理が来るので逆流のリスクが高くなる

 

➂月経期が長い

→1週間以上になると逆流のリスクが高くなる

 

➃生理量が多い

→子宮が満タンの状態で逆流のリスクが高くなる

 

⑤子宮奇形

 

⑥出産経験がない

→出産後は子宮に柔軟性が出て収縮リズムが良くなる

 

等です。

 

 

 

 

 

症状の特徴は

 

①生理痛が激しい

→特徴は進行性憎悪

→毎月、毎年ひどくなる

 

②不妊症

→卵管閉塞、チョコレート嚢腫、着床障害

 

➂月経失調

→生理量が多い、月経期長くなる

 

➃性交痛

 

等です。

 

 

 

 

中医学では

 

気血の巡りが悪くなり

 

痛みや塊ができるのが

 

子宮内膜症の原因と考えます。

 

 

 

実際の漢方相談では

 

まずは一番つらい症状であると同時に

 

子宮内膜症発症の原因でもある

 

激しい生理痛の改善を目標にします。

 

 

 

気血の巡りが悪くなる原因は

 

体質や環境、食生活など様々です。

 

漢方相談では細かくお話を伺い

 

その方に合った漢方薬をおススメしています。

 

 

 

 

生活の養生としては

 

①冷たい物を控える

 

②体を冷やさない

 

➂ゆっくりお風呂に入り体を温める

 

➃ハーブティーなどでリラックスるする

 

⑤ウォーキングなど軽い運動をする

 

等です。

 

気血の巡りが悪くなる最大の原因は

 

冷えとストレスです。

 

皆さんそれぞれの一番合った

 

無理なくできる方法で

 

養生してみてください。

 

後藤

漢方薬局 048-574-9331

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