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2017.03.29 13:17
こんにちは、漢方薬局の後藤です。
少しずつ暖かくなってきましたが朝晩寒く
1日の寒暖の差がとても大きい時期になりました。
風邪を引かないように気を付けないとですね!
今回は「熱」についてお話したいと思います。
熱と言えば皆さん体温計で測って37℃とか38℃になっている状態
を想像されると思います。
東洋医学は2000年前、体温計などなかった時代にできた医学なので
熱の考え方が少し違います!
たとえ体温が平熱でも、皮膚が赤くなったり、のぼせたり
顔が赤くなったり、手足が火照ったりする状態を「熱」と
考えます。
このような状態に対して体の余分な熱をとる漢方薬を飲むと
改善するというのが漢方の治療の仕方になります。
この熱ですが東洋医学では2種類に分類されます
実熱と虚熱です。
ガスコンロでお湯を沸かしてゆだっている状態に例えると
ガスコンロの火力が強すぎる状態が実熱で
さし水でお湯を調節するところが
さし水が無くてお湯を冷ますことが出来ない状態が虚熱です。
この実熱と虚熱は同じ熱なので症状がとても似ていますが
使う漢方が全然違います。
間違って使うとかえって調子が悪くなってしまう事もあります。
漢方相談ではお客様に今までの症状の経過や
日常生活の様子、食事、睡眠、排泄の状況、舌の状態、顔色
等を確認し実熱か虚熱かを判断して漢方薬をご提案しております。
お悩みの方はご相談くださいませ!