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脊柱管とは背骨の真ん中にある
神経組織である脊髄を守る硬い管の事です。
脊柱管狭窄症とは加齢によって骨や軟骨・靭帯
が変化することにより脊柱管が狭くなるのが原因で
起こる病気です。
こんにちは、漢方薬局の後藤です。
今回は脊柱管狭窄症について
病気の特徴と中医学的な考え方、
おすすめの漢方薬についてお話します。
脊柱管狭窄症は老化が原因なので
50歳以上の中高年に多い病気で
70歳以上の2人に1人がなると
言われています。
リスク因子として
・デスクワークで動かない
・立ち仕事で腰に負担がかかる
・ゴルフでの腰をひねる動き
等があります。
脊柱管狭窄症は分類型があります
①神経根型
→脊柱管から外に出ている神経の圧迫により左右どちらかに痛みが出るのが特徴
②馬尾型
→脊柱管そのものの圧迫により両足にしびれ、力が入らない、排尿障害、足底に異常な感覚
③混合型
→しびれと痛み両方の症状がある
脊柱管狭窄症の症状の特徴は
①前に曲げると楽になる後屈すると痛みがひどくなる
②足の痛みが主な症状で腰痛はあっても酷くない
③間欠性跛行と言って百メートル~数百メートル歩くと足にしびれ・重さ・腫れ・力が入らないなどの症状が出て休むと緩和する
などがあります。
病気が進行すると感覚の麻痺、肛門周囲にほてり、排尿障害などが現れます。
脊柱管狭窄症に対する中医学の考え方は
老化=腎虚
圧迫による血流障害=瘀血
と考えて
腎を補う漢方薬と血流を改善する漢方薬をお勧めします。
漢方薬には軟堅散結作用と言って
硬くなった組織を柔らかくする作用を有するものがあります。
組織を柔軟性のある柔らかい状態にしてくれます。
硬くなった組織が柔らかくなり、脊柱管の血流が良くなると
足の痛みやしびれの改善が期待できます。
もし、脊柱管狭窄症でお悩みで漢方薬を試してみたい
というお気持ちがある方は是非ご相談ください