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こんにちは。漢方薬局の後藤です。
前回は喜、怒、思、悲、憂、恐、驚
という七つの精神活動を七情といい
どれも通常は体に影響しませんが
一つの感情が急激だったり
慢性的に長い時間持続したりすると
体に障ってしまうというお話をしました。
前回は喜について具体的にお話したので、
今回は怒についてお話したいと思います。
怒は肝に影響し気が上がります。
怒りが体に悪いのは実感される方が多いと思います。
頭に血が上る
血圧が急上昇する
動悸がひどくなる
ひどい場合は脳卒中などの原因になる
憤死という言葉があるように、
強すぎる怒りは命の危機になってしまいます。
中医学的には怒りは肝に影響すると考えます。
肝は体の中で自律神経の調節に関わっています。
肝が気を上に持ち上げてくれるので
私たちは元気にのびのびと身体活動、精神活動
ができるのです。
怒は、この肝の気を上に持ち上げる働きを
以上に亢進させてしまいます。
その結果、気は血を伴って急激に上昇し
「頭に血が上った」状態になってしまいます。
→頭痛
顔が赤くなる
目が赤くなる
突然倒れる
意識不明
などの症状が現われることがあります。
怒という言葉には
ストレスや緊張状態=我慢している状態
も含まれます。
いづれも、怒が長期間続けば
体に悪影響が出てきてしまいます。
できるだけ心を穏やかに保ち、
イライラを鎮めることが大切です。
今回は以上になります。
次回は思についてお話します。
良かったら読んでください(^^♪
漢方薬局