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男性更年期障害は人によって症状が違うの?

中医学では男性更年期障害にも

いくつかのタイプがあると考えます。

それぞれのタイプで現れる症状が違います!

 

こんにちは、漢方薬局の後藤です。

前回は男性更年期を中医学ではどう考えるのかについて

お話しました。

男性更年期を中医学では腎虚と考えます。

腎虚がどういう意味なのかについては

前回のブログに書いています。

男性更年期障害にいくつかのタイプがある

と考えるのは

腎虚にいくつかタイプがあるからです。

腎虚とは腎の精の欠乏状態のことでした。

精とは命の大本を支えるエネルギーのこと

精には生まれてくる時に両親から受け継ぐ先天の精と

生まれた後食べ物から得られる後天の精があります。

この命の大本となる精からは

陰のエネルギーと陽のエネルギーが作られます

???

難しい言葉になってしまいましたが

簡単に説明すると

陰のエネルギーとは体を冷ます働きのもの

陽のエネルギーとは体を温める働きのもの

です。

つまり腎虚には

腎陰が足りないタイプと

腎陽が足りないタイプの二つがあります。

更に腎陰た足りないタイプが五つ

腎陽が足りないタイプが四つあるので

合計九つのタイプが腎虚にはあります。

ではそれぞれのタイプについてお話します。

 

まずは腎陽が足りないタイプから。

腎陽は体を温める働きなので

このタイプに共通しているのが

「冷え」になります。

このタイプは高齢者や生まれつき体の弱い人に多いです。

細かく分けると4つのタイプに分かれます。

①寒がり型

→いつも顔色が悪く、寒がりで手足や腰の冷えが強い

むくみやすく、夜に何度もトイレに起きてしまう。

②胃弱型

→いつも元気がなく、食欲もない

下痢や軟便の傾向。

腹痛を起こしやすく、胃下垂の人も多い

③気管支型

→体が冷えやすく薄い痰がでる。

咳をすることが多い。

喘息をもっている。

④動悸型

→全身的な冷えがあり、顔色が青白い

息切れ、動悸を起こしやすく疲れやすい

以上が4つの腎陽が足りないタイプです。

 

次は腎陰が足りないタイプです。

このタイプの共通の症状は「ほてり」です。

体を冷ますことができず

常にオーバーヒートしています。

このタイプは腎陽が足りないタイプと比べると

比較的若い層に多いタイプです。

⑤ほてり型

→手足がほてる

口がよく乾き、水分が欲しくなる

頻尿

⑥眼精疲労型

→目が疲れる

かすみ目やドライアイがひどい

視力も低下している

頭痛やめまい、肩こりに悩まされている

妙に怒りっぽくなってきた

⑦炎症型

→のぼせやすい

鼻炎やアトピー性皮膚炎など

皮膚や粘膜に炎症を起こしやすい

渇いた咳がでる

喘息をもっている

⑧イライラ型

→とにかくイライラする

不安感がつきまとう

動悸、息切れがする

便秘がち

不眠の傾向がある

⑨のぼせ型

→赤ら顔でのぼせやすい

常に手足が熱く自分でも暑さを感じやすい

寝汗をよく書く

 

異常が九つのタイプです。

男性更年期と一言でいっても

体質によってさまざまなタイプがあります。

タイプによって症状の違えば対処法も違います。

まずはどのタイプかを知ることが大切です。

 

今回は以上になります。

次回からは体質改善の方法について

少しずつお話していきます。

 

後藤

漢方薬局

048-574-9331

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