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男性更年期生活養生②~七情(怒)について~

こんにちは。漢方薬局の後藤です。

前回は喜、怒、思、悲、憂、恐、驚

という七つの精神活動を七情といい

どれも通常は体に影響しませんが

一つの感情が急激だったり

慢性的に長い時間持続したりすると

体に障ってしまうというお話をしました。

前回は喜について具体的にお話したので、

今回は怒についてお話したいと思います。

 

怒は肝に影響し気が上がります。

怒りが体に悪いのは実感される方が多いと思います。

頭に血が上る

血圧が急上昇する

動悸がひどくなる

ひどい場合は脳卒中などの原因になる

憤死という言葉があるように、

強すぎる怒りは命の危機になってしまいます。

 

中医学的には怒りは肝に影響すると考えます。

肝は体の中で自律神経の調節に関わっています。

肝が気を上に持ち上げてくれるので

私たちは元気にのびのびと身体活動、精神活動

ができるのです。

怒は、この肝の気を上に持ち上げる働きを

以上に亢進させてしまいます。

その結果、気は血を伴って急激に上昇し

「頭に血が上った」状態になってしまいます。

→頭痛

顔が赤くなる

目が赤くなる

突然倒れる

意識不明

などの症状が現われることがあります。

怒という言葉には

ストレスや緊張状態=我慢している状態

も含まれます。

いづれも、怒が長期間続けば

体に悪影響が出てきてしまいます。

できるだけ心を穏やかに保ち、

イライラを鎮めることが大切です。

 

今回は以上になります。

次回は思についてお話します。

良かったら読んでください(^^♪

 

後藤

漢方薬局

048-574-9331

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