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ブログ「大慶堂通信」

コロナウイルス感染予防のための食養生

こんにちは。漢方薬局の後藤です。

今回はコロナウイルス感染予防のための

食養生についてお話します。

 

先日中医師の先生がオンライン講座という形で

中国でのコロナウイルス感染の状況を私たちに

伝えてくださいました。

 

中国で最初に感染が始まったのが武漢市という所

でした。

武漢市では流行が始まる前、20日ほど雨が続いていた。

武漢市の1/4は湖など水が豊富なエリア。

武漢市の人々の食事の習慣は

体に湿気が溜まりやすいものが多い

とのことでした。

 

コロナウイルス感染症は

中医学的には

湿と熱毒が問題になっている

とおっしゃっていました。

湿も熱毒も中医学的な独特な言葉ですが

簡単に言うと

湿はしつこい、ネバネバしたもの

熱は進行が早い激しい

という意味になります。

コロナウイルスは潜伏期間が長い

とう特徴があります。

長い時間をかけてウイルスが増えて

重症化する人もいれば

軽症のまま治ってしまう人もいます。

どんどんウイルスが増えてしまうと

それに対抗するために

私たちの体も激しく抵抗します。

それが高熱や肺炎や急速な重症化となるのです。

これが熱毒に移行するということです。

コロナウイルスが重症化する人たちは

体に湿気をため込んでいるという

特徴があるようです。

体に湿気をため込んでいることをどこで判断するのか?

それは中医学独特の診察方法である舌で判断します。

武漢で重症化した患者さんは多くの人が舌の表面に

白い苔がたくさんついていたとのことでした。

 

では湿気がなぜコロナウイルスの重症化の

原因になるのでしょうか?

そもそも風邪は真冬の乾燥した時期に流行るものです。

喉や口の粘膜が乾燥し

バリア機能が落ちるからと言われています。

加湿器をつけるのも乾燥を防ぎ感染リスクを下げるのが

目的です。

適度な湿気は私たちの健康にとってとても大切です。

しかし湿気には病気の原因になるものがあります。

中医学では体の水気を

体にとって必要な水気(津液)と

病気の原因になる水気(痰湿)とに

分けて考えます。

体にとって必要な水気(津液)は

喉や口の粘膜を潤したり、

皮膚を潤す

目を潤す

関節を潤す

細胞をみずみずしくして若さを保つ

ものです。

病気の原因になる水気(痰湿)は

血液の流れを悪くしたり

胃腸の機能が悪くなり下痢をする

食欲がなくなる

吐き気がする

体が重だるくなる

原因になります。

病気の原因となる水気である湿ですが

なぜ湿が溜まることがコロナウイルス感染の

リスクと関係があるのでしょうか?

それは免疫力を低下させる原因になるからです。

感染のリスクとなる具体的な湿は

①消化管の湿

②血液の湿

です。

消化管の湿とはなんでしょうか?

私たちが食べたものは

消化管の中に入ると

消化液で消化されてドロドロになります。

しっかり消化されれば

小腸で栄養として吸収されて

食べたものが血となり肉となって

私たちの体は元気になります。

しかし、消化が途中で止まってしまったり

消化不良になって

小腸に吸収されないと

消化管を汚すだけの湿となってしまうのです。

私たちの免疫の7割は腸内環境で決まる

と言われているので

消化管の湿はダイレクトに免疫力を

下げてしまうのです。

血液の湿は

血液をベトベトにして流れを悪くします。

血液をベトベトにする湿を増やす原因は

湿を増やす食べ物「肥甘厚味」を食べる事です。

肥は脂肪のことです。

脂肪は吸収されると血液の中で中性脂肪になります。

油はベトベトしているので中性脂肪が高くなると

血液もベトベトします。

甘は糖質です

糖質は吸収されると血液の血糖値が上がります。

血液の中に砂糖が増えると

血液はベトベトになります。

厚味は味が濃いものです。

塩分の多いものを食べると喉が渇くので

余計に水分が欲しくなります。

水分を余計にとることで体に湿気が溜まります。

血管は白血球など免疫細胞の交通網になっています。

血液がベトベトになり血管が交通渋滞を起こすと

免疫細胞が必要なところに速やかに行くことが

できなくなります。

免疫細胞自体も血液がベトベトになることで

働きや機能が落ちてしまいます。

血液の湿が免疫力低下の原因となる理由です。

コロナウイルス感染症が重症化しやすいのは

基礎疾患のある方や高齢の方と言われています。

糖尿病、高脂血症、高血圧や老化により

動脈硬化や血液がベトベトの状態になっているのが

原因です。

中医師の先生がオンライン講座の中で

体に湿が溜まった状態を

ゴミが片付けられていない部屋に例えて

お話をされていました。

ゴミが片付けられていない部屋は

虫がどんどんわいてしまう。

コロナウイルス感染症が重症化するのと

同じですとおしゃっていました。

 

ではコロナウイルス感染を予防する

食養生についてお話します。

ポイントは3つです。

①食物繊維

②温度

③腹八分目

です。

食物繊維は便秘を改善したり、消化管のお掃除に

必要なものです。

おすすめは葉物野菜です。

葉物野菜を少量の油で炒めるとかさが減るので

たくさん食物繊維を摂ることができます。

次は温度ですが

消化酵素が十分に働くには37℃の温度が必要です。

冷たいものは気を付けていて必ず飲み物は常温で

飲んでいるという方がいらっしゃいますが、

常温は大体20℃くらいです。

消化管の中が20℃になってしまうと

消化酵素の7割が働くなくなってしまいます。

飲み物は40℃以上のものでお腹を温めて

しっかり消化酵素が働く環境を作ることが

大切です。

最後が腹八分目です。

もう少し食べられるなという所で食事を終える

ことができれば、

胃腸は疲れることなくしっかり食べたものを

消化してくれます。

昔から腹八分目医者いらずという

ことわざがありますが

お腹に湿をためない重要なポイントになります。

もし体に湿が溜まって舌の表面に苔がたくさん

ついてしまったときは、

体の湿を改善するのが得意な漢方薬があります。

中医師の先生は感染予防のために1日1回

湿をためないようにする漢方薬を飲んでいる

とお話されていました。

まだまだ感染拡大が続いている状況なので

落ち着くまででも食事の内容や仕方を工夫する、

舌の状態を鏡でチェックするなど

してみてください。

漢方薬については体質や症状で

いくつか種類がありますので

試してみたい方は

漢方薬局にお問い合わせください。

 

後藤

漢方薬局

048-574-9331

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