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疲れた時、体の細胞は省エネモードになり
身体を休ませようとします。
そのため
だるい
動きたくない
眠い
などの症状が現れるのです。
こんにちは。漢方薬局の後藤です。
今回は疲れについてお話します。
疲れのポイントは乳酸です。
では乳酸はなぜ増えるのでしょう?
エネルギー代謝にポイントがあります。
エネルギー代謝は2種類あります。
①酸素を必要としない代謝 =解糖系と言われるシステムです
→このシステムはブドウ糖しかエネルギーにできません
活性酸素が出ないので体に負担がかからないのが特徴です。
②酸素を必要とする代謝
=クエン酸回路、電子伝達系と言われるシステムです
→このシステムはブドウ糖も脂肪もエネルギーにする事ができます。
大量の活性酸素が出るので体に負担がかかります。
疲れている時は止めたいシステムになります。
①のシステムはブドウ糖一個から2個のエネルギーしか作れませんが
②のシステムはブドウ糖一個から36個のエネルギーを作る事ができます。
疲れて細胞の働きが落ちると②のシステムが働かなくなります。
→エネルギーは①の解糖系だけで必要最低限のエネルギーに頼り
細胞を休ませようとします。
つまり省エネモードにして体を休ませるのが
疲れとして症状に現れるのです。
余計な消耗を止めて体を休ませるための反応です。
①の解糖系でブドウ糖からエネルギーが作られた時に出てくるのが
ピルビン酸と言う物質です。
これが②のクエン酸回路に入ればさらにエネルギーになりますが、
クエン酸回路が回らずピルビン酸が大量余ると
乳酸に変わります。
これが疲れのサインなのです。
疲れを解消するには
①クエン酸回路を回して
沢山エネルギーが作れる様にする。
②クエン酸回路を回して出てくる
大量の活性酸素の処理が沢山できる様にする。
①②両方に必要なのがビタミンとミネラルです!
エネルギーはたくさん作られると
大量の活性酸素という老廃物が産まれます。
身体が元気になるには
たくさんエネルギーが作れるようになるだけでなく
それで出てくる大量のごみを処理することが
必要になります。
漢方薬局
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