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杉田 浩のがん相談

今回は油脂についてのお話をさせて頂きます。

 

油脂にもいろいろな種類があり、常温で固形のことが多い飽和脂肪酸や、常温では液体

 

になることが多い不飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸中でも一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂

 

肪酸等いろいろに分類されるのですが、今日は健康を維持・増進するための油の使い方

 

をお話します。いま懸念されていることは、オメガ6系の油の摂りすぎです。コーン油、

 

ひまわり油、サフラワー油、綿実油、大豆油、ごま油などがオメガ6系の油になります。

 

オメガ6系の油も必須脂肪酸であり、必ず摂らなくてはいけない油なのですが、摂りす

 

ぎると炎症を誘発する性質があります。

 

一方炎症を止める作用のあるオメガ3系の油が足りていません。オメガ3系の油とは、

 

イワシ、サンマ、サバなどの魚の油、亜麻仁油、シソ油、えごま油などです。

 

オメガ3系の油とオメガ6系の油の比率は1対2から1対4くらいが理想とされています

 

が、今は1対8とか1対30というような理想から遠い比率になっています。

 

アトピーが多くなっている理由のひとつにオメガ6系の油の摂りすぎがあります。

 

「がん」も炎症が強ければ強いほど早く大きくなりますので、炎症を起こしやすい

 

油には気をつけなくてはなりません。

 

 

 

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