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ブログ「大慶堂通信」

糖尿病ってどんな病気?(③糖毒性について)

こんにちは。漢方薬局の後藤です。

前回はインスリン抵抗性という

インスリンの分泌は正常だけど

細胞がインスリンに反応せず

血糖値が上がりっぱなしになる

糖尿病の第一段階の状態について

お話をしました。

インスリン抵抗性の段階では

膵臓のインスリン分泌はまだ正常なので

食事や運動療法でインスリン抵抗性が

改善すれば血糖値は順調に下がります。

今回お話するのは糖尿病の次の段階である

「糖毒性」についてお話します。

糖毒性とは、糖が毒となり膵臓の

インスリンを分泌するβ細胞が壊れてしまい

インスリンを正常に分泌できなくなる状態です。

ではなぜβ細胞は壊れてしまうのでしょう?

通常の細胞は糖を受け入れる限界になると

インスリン抵抗性が働き

糖が細胞に入ってくるのを止めることができます。

しかし、β細胞は全身の血糖値を把握するために

常に監視を続けて、必要に応じてインスリンを

分泌するのが役割なのでインスリン抵抗性によって

細胞を守ることができません。

糖が容赦なく細胞に入ってくるので

限界に達すると細胞が壊れてしまうのです。

β細胞が壊れてしまうとインスリンを分泌できなくなります。

インスリンが分泌できないと血糖が細胞に届かなくなり

血糖値が高いままになってしまいます。

 

まとめると

前回お話したインスリン抵抗性は

インスリンの分泌は正常だけと血糖値が高くなる状態

今回の糖毒性は

β細胞が壊れてインスリンを分泌できなくなるか

血糖値が高くなる状態です。

この糖毒性の段階になると

血糖のコントロールがとても困難になります。

今回はここまでになります。

次回は過食以外の糖尿病の原因について

お話します。

 

後藤

漢方薬局

048-574-9331

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