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男性更年期生活養生④~七情(悲、憂、恐、驚)について~

こんにちは。漢方薬局の後藤です。

今回は七情の残り「悲」「憂」「恐」「驚」

の体の影響についてお話します。

 

「悲」と「憂」はともに肺に影響し

気を消耗します。

あまりにも長い間、泣いたり、沈みっぱなしだと

気がなくなってしまうと中医学では考えます。

肺の気が消耗すると意気消沈し、

咳や息切れ、ため息が出てきます。

「怒」や「思」ほど大きな影響ではありませんが

悲しみがずっと続くような状態は体に障ってしまうのです。

 

「恐」は腎に影響し気を下げてしまいます。

腎は生命エネルギーを宿しているところで

老化と関係するところです。

腎がダメージを受けると白髪が増えてしまいます。

マリー・アントワネットが処刑前夜、恐怖のあまり

一夜にして髪が真っ白になったのは

中医学的で説明することができます。

また、腎は大小便の出口の開閉にも関係するところです。

腎の気が下がると失禁が起こってしまいます。

恐怖でおもらしをしてしまうのは

腎の気が下がったからと中医学では説明します。

 

「驚」は腎に影響し気を乱します。

精神活動を主るところは中医学では「心」になります。

心と腎は火と水の関係で

心の火の状態をうまく調節しているのが腎の水と

考えられています。

びっくりしたとき心臓がバクバクするのは

「驚」という感情が腎に影響し、腎の気が乱れて

心をコントロールできなくなってしまうからなのです。

驚きが

激しい動機

パニック

卒倒する

状態になってしまうのは

精神活動の源をコントロールするところが

乱れてしまうのが原因です。

 

七つの感情が体の五つの臓腑に影響することを

お話してきました。

漢方薬にはそれぞれの臓腑を丈夫にしたり

元気にしたりすることができます。

普段自分が感じている感情と

それに伴う体の症状がわかれば

どこが弱くなっていてどう対応すべきなのかを

検討することが中医学ではできるのです。

 

次回は食べ物、飲み物の養生方法について

お話します。

良かったら見てください(^^♪

 

後藤

漢方薬局

048-574-9331

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