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ブログ「大慶堂通信」

私が漢方を勉強するようになったきっかけ

こんにちは。漢方薬局の後藤です。

緊急事態宣言が出されてから

私は週3回テレワークとなとなりました。

テレワークの日は

毎日1件動画投稿にチャレンジしています。

今朝も投稿しましたが、

今回のテーマは

「私が漢方を勉強するようになったきっかけ」

についてお話ししました。

その内容を文章にしたいと思います。

 

大慶堂漢方薬局には

定期的に薬学生が実習にいらっしゃいます。

その時に

「漢方はどうやって勉強したのですか?」

「どんな本で勉強したのですか?」

とよく尋ねられます。

その時に私の辿ってきた経験を薬学生の皆さんに

お話することがあります。

 

私は今39歳なので当時四年制だった薬科大学を

卒業したのは今から17年ほど前になります。

大学では漢方の授業はほとんどありませんでした。

唯一選択授業でありましたが私は選択しなかったので

大学では漢方の勉強は全くしていませんでした。

必須科目として天然薬物資源学という授業が

ありましたが

生薬にはどんな化学構造式の成分が含まれていて

どんな薬理作用があるのかという勉強なので

漢方独特の陰陽五行や気血水のことは

全く出てきませんでした。

卒業後の進路は

調剤薬局、病院、ドラックストア、製薬会社

の4つくらいで

漢方相談薬局というのが世の中に存在していることも

よくわかっていませんでした。

私は調剤薬局で働くことを選びました。

調剤薬局の現場で働けば

Drがツムラの漢方薬を処方されるので

漢方に触れる機会がありました。

風邪の時に葛根湯

泌尿器科の先生が牛車腎気丸

お腹の手術をして腸閉塞のリスクがある場合に

大建中湯

などの処方がでていました。

ツムラの手帳をみて

漢方薬の効能やどんな病気に使うのかを確認し

患者さんに対応していました。

でも具体的にどの漢方薬がどんな効果があって

なんで病気に効くのかがわからなかったので

大きな本屋に行って本を買って勉強しようと思いました。

本はきれいにまとまっているので

それを勉強すれば理解できるような気がしましたが

実際に患者さんに説明しようとしても

うまく説明できないし

自分でもちゃんと理解していないことに気づきました。

少し専門的で詳しい漢方の本を買ってみましたが

基礎がない私は読み進めることができませんでした。

最初はそんな状況でした。

調剤薬局に努めて6年目くらいの時に

2週間に一回処方箋をもってくる

めまいとふらつきにお悩みの患者さんが

いらしていました。

メリスロンやデパスなど

めまいの薬や安定剤を飲んでも

全然よくならないと毎回お悩みを話されていました。

ある時薬局に置いてあった

「命の母」を手に取って

「これを飲んでみたいです」と

患者さんがおっしゃってご購入されました。

当時の私は「命の母」について女性特有の

体の不調に使う薬というという認識しか

ありませんでした。

2週間後患者さんが来店され

「めまいがよくなって体の調子もいいです」

とおっしゃっていました。

その時「漢方ってすごいな~」

と感動しました。

思えばそれがきっかけで

「どうして調子が良くなったんだろう」

「ちゃんと勉強して理解できるようになりたい」

と強く思うようになりました。

 

その後しばらくした頃

当時長崎の平戸で働いていた私は

夏休みで実家の埼玉に帰りました。

その時たまたま新宿の紀伊国屋書店に行って

何かないか探していたら

面白そうな漢方のDVDを見つけました。

ケアネットというところが出している

「明解!Dr浅岡の楽しく漢方」

というタイトルのDVDです。

このDVDを見てみると

新人研修医と患者さんが漢方相談している

やり取りがでてきて、

新人研修医が行き詰まると

ツムラの手帳をみて

患者さんの訴えに当てはまる漢方薬を

探そうとするシーンが出てきます。

その時先生から

「ツムラの手帳をいくら見てもそこには答えは書いてありません」

と解説が入ります。

「漢方薬を理解するには

その漢方薬はどんな生薬の組み合わせでできていて

一つ一つの生薬にはどんな働きや意味があるのかを

理解しないと漢方は絶対理解できない」

と言って具体的な漢方の講義に進む内容でした。

初めて

「自分にも漢方が理解できるかもしれない」と

思えた瞬間でした。

そのDVDを3回くらい見直してノートにまとめたのが

私の漢方の勉強の始まりでした。

その後体調を崩して1年くらい

仕事を休職したことがありました。

その時、また調剤薬局で前向きに仕事をする

自分が想像できなくて

漢方の仕事がしたいという気持ちに気づきました。

仕事に復帰して2年くらい調剤薬局で働きながら

漢方のスクールに行ったり、勉強会に参加したりして

転職をしようと思いました。

でもなかなか転職先は見つかりませんでした。

漢方の勉強会で訪問販売に来ていた

漢方専門の本屋さんがいました。

薬学部の先生や

漢方薬局の先生のことなど

いろんなことを詳しく知っていたので

その方に相談してみようと思いました。

朝10時、本屋さんの開店時間にお邪魔し

漢方で仕事がしたいことを相談してみました。

話を聞いてくれた後

「人を紹介してあげるよ」と言ってくださいました。

こんなにすんなり話が進むのかととてもドキドキしました。

紹介してくれたのはイスクラの担当者の方でした。

この本屋さんはイスクラの中医学の勉強ができるイスクラ塾で

教材として使っている本を

毎年卸していたということがその時わかりました。

漢方で仕事をするのに一番近道なのは

イスクラ塾で勉強することだと言われました。

イスクラ塾は東京の中野にある中医学を学べる塾で

1年間高円寺にある寮に入って勉強するという

所でした。

カリキュラムを見ると

とても内容が充実していて

授業時間もかなり多く

本当に1年間みっちり勉強できるのだなと思いました。

漢方で仕事がしたい私にとって行かないという

選択しはありませんでした。

 

仕事を退職し1年間イスクラ塾で勉強し

今の大慶堂漢方薬局で漢方相談の

仕事ができるようになりました。

これが私の今までの経緯です。

 

私の場合は

たまたま巡り合った患者さんやDVDや

本屋さんのおかげで今の仕事に

就くことができました。

この縁に感謝して今後もお客様のために

勉強を重ね少しでもお役に立てるよう

日々精進していきたいと思います。

 

今回のお話はFacebook(TAIKEIDO since1913)

に動画で投稿しております。

またツイッターからFacebookの動画にいけるように

ツイートのしております。

よかったら見てください!

 

後藤

漢方薬局

048-574-9331

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