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ブログ「大慶堂通信」

花粉症は漢方でどうやって治すの?

花粉症の症状と原因は体質によって人それぞれですが

 

漢方薬には症状を改善する物と花粉症を起こす

 

体質を改善する物があります。

 

状況により症状をまず改善させてから体質改善を

 

始めたり、両方を併用したりなど治療方針を考えて

 

対応します。

 

 

 

 

こんにちは、漢方薬局の後藤です。

 

少しづつ暖かくなると同時に花粉の量が多くなる季節に

 

なりました。

 

今回は中医学の花粉症の考え方や治療方法について

 

お話したいと思います。

 

 

 

 

まずは症状を改善する治療についてです。

 

花粉症の辛い症状の一つは鼻水です。

 

鼻水の状態からタイプを分け漢方薬を選びます。

 

 

 

 

透明で水っぽい鼻水は冷えているタイプなので

 

温める漢方薬を使います。

 

 

 

 

黄色い鼻水は体に余計な熱が生じているタイプなので

 

熱を冷ます漢方薬を使います。

 

 

 

 

ドロドロの鼻水は胃腸に問題がある場合が多いタイプです

 

原因の8割は味が濃く高カロリーな物の摂り過ぎが原因と

 

言われています。

 

この場合は消化を助けたり胃腸機能を改善する漢方薬を使います。

 

 

 

 

次に体質を改善する治療について。

 

花粉症はアレルギー疾患なので原因は免疫系統の乱れになります。

 

免疫は体の防御機能ですがこれを中医学では3つに分けて考えます。

 

 

 

 

一つは皮膚粘膜の機能

 

中医学では皮膚粘膜の機能を担当している臓器をと考えます。

 

ここが弱い場合は肺を丈夫にする漢方薬を使います。

 

 

 

二つ目は胃腸の機能です。

 

腸は人間の免疫の7割を占めると言われています。

 

また、胃でしっかりタンパク質が消化できないと

 

未消化のタンパク質がアレルギーの原因となり

 

アレルギー体質となってしまいます。

 

ここが弱い場合は胃腸の機能を改善する漢方薬を使います。

 

 

 

三つ目は免疫細胞を作る骨髄の機能です。

 

中医学では骨髄機能を担当している臓器をと考えます。

 

ここが弱い場合は腎の機能を改善する漢方薬を使います。

 

 

 

 

花粉症の治療はシーズン中は主に症状を改善する薬を使い

 

辛い症状を楽にする方法を選びます。

 

シーズンが終わり症状が無くなったら次のシーズンの時に備えて

 

体質改善をしていきます。

 

 

 

 

花粉症の体質が改善できれば、免疫系統の乱れが改善されるので

 

風邪を引きにくくなるし、癌を始め様々な病気になりにくい丈夫な体質

 

になります!

 

 

後藤

漢方薬局 048-574-9331

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