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ブログ「大慶堂通信」

後藤良次の季節の養生

こんにちは、漢方薬局の後藤です。

 

私事ではありますが、5月から1年間漢方の研修塾に入るので

 

4月16日から休職することになりました。

 

私のブログも今回で一旦お休みさせていただきます。

 

今までお読み頂いていた方に感謝いたします。

 

ありがとうございました。

 

 

では今回のテーマ「湿濁」についてお話したいと思います。

 

湿濁は漢方独特の考え方になるので皆さんも耳慣れないと思います。

 

では湿濁とはどのようなものなのかですが

 

湿度が高くジメジメした環境は

 

部屋のなかの空気も重苦しく澱みがちで、カビやばい菌の繁殖が盛んになります。

 

人間の身体もジメジメした空気のお部屋と同じ様になってしまいます。

 

体の水分代謝がスムーズにいかなくなり

 

体の中に湿気が溜まってしまいます。

 

そうなると色々な症状が出てきます。

 

気分がすっきりしない、食欲不振、体が重だるい、疲労倦怠感などです。

 

また、胃腸は湿気に弱いという特徴があります。

 

湿気で胃腸の働きが弱くなると腸内細菌のバランスが悪くなります。

 

なので様々な胃腸障害を引き起こすことにもなります。

 

このように体に悪い湿気が溜まり澱んだ状態を漢方では湿濁と呼びます。

 

ではこのような湿濁の状態の時どう対処すれば良いかをお話します。

 

 

 

部屋に汚れた湿気が充満し不快な臭いがする状態を思い浮かべて下さい。

 

このような部屋を快適な状態に戻すには

 

➀部屋を乾燥させる

 

②除湿剤や芳香性の消臭剤を使う

 

という方法があります。

 

 

人間の体では

 

舌にべっとりと厚い苔がつく

 

皮膚の表面が汚れたような感じになる

 

不快な体臭がある

 

尿が濁る、便が粘る

 

などの状態になります。

 

漢方薬には体の水はけを良くするものや

 

香りが良く気の巡りを良くし湿濁を流してくれるものがあります。

 

湿気で環境が悪いお部屋を除湿剤や芳香性の消臭剤や

 

乾燥させることで良くするのと同じように

 

漢方薬も湿濁になった体を良くしてくれます。

 

これからの季節はこの湿濁の状態に悩まれる方が増えてくる時期になります。

 

そんな時は漢方薬を上手く取り入れると快適に過ごすことができると思います!

 

 

 

 

 

 

 

 

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