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こんにちは。漢方薬局の後藤です。
前回血圧は必ず理由があって上がる
というお話をしました。
前回は1つ目の理由の「血流不足」について
お話をしました。
今回は2つ目の理由の「交感神経の興奮」について
お話をします。
人の体は自律神経と言って、意志とは関係なく
内臓や血管、分泌腺を調節する神経があります。
自律神経には交感神経と副交感神経があります。
交感神経は体や頭が活動するときに働く神経です。
気管支を広げてより多くの酸素を吸い込み
心拍を上げて酸素を全身に届けようとするので
血圧が上がります。
副交感神経はリラックスする時、寝ている時
ご飯を食べている時に働く神経です。
活動時のように大量の酸素を必要としないので
呼吸は深く遅くなり、心臓もゆっくりになるので
血圧は下がります。
交感神経の緊張が緩まない状態が続くと
常に血圧が高い状態になってしまいます。
交感神経が緊張する原因は2つあります。
①ストレス
②加齢に伴う自律神経やホルモンバランスの衰え
①のストレスの原因は様々ですが
リラックスできる時間を作り
交感神経の緊張を解いて
副交感神経を優位に出来ると
いいですよね。
②の加齢に伴う自律神経やホルモンの衰えですが
自律神経は振り子のように交感神経が元気に働けば
副交感神経もしっかり働きます。
加齢に伴い体力が落ちて活動が少なくなると
交感神経も副交感神経も元気がなくなります。
お時間のある時はウォーキングやストレッチなど
適度な運動をする習慣がおすすめです。
気持ち良く体を動かせば自律神経やホルモンの
働きも元気になります。