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こんにちは。漢方薬局の後藤です。
先日マインドフルネスのブログを書きましたが
実践を続けて落とし穴に落ちたような体験をしたので
報告したいと思いブログを書きます。
では
私がマインドフルネスをどう勘違いし
どんな落とし穴に落ちたのか?
マインドフルネスの本を読んで
自分の頭に浮かんでくるマイナスな思い
「このままでいいのかな」
「将来が不安」
「自分に自信がない」
「どうせできない」
などの雑念で
脳は大量にエネルギーを消耗してしまう。
マインドフルネス(瞑想など)
を実践することで
体の感覚に脳の意識を向けることで
マイナスの雑念で脳のエネルギーを
無駄に消耗することを防ぎ
脳を休めることができる。
という内容を
私は
マインドフルネスをすることで
マイナスな思いを解消できる
と勘違いしてしまったのです。
不安な気持ちや憂鬱な気持ちになった時
瞑想をして
マイナスな気持ちを消したい消したいと
思うようになってしまいました。
瞑想をしている時は少し楽になるのですが
瞑想をやめると10分も経たずに
またしんどくなるような状況になってしまいました。
そして、自分がしんどくなる原因もわからず
友達がくれたアドバイスを真に受けて
気持ちが楽になっていました。
私は鬱病を経験していて、何とか職場復帰できたのですが
心がしんどくなることがあるので
3年前から心理カウンセリングを受けています。
こんな時に月に1回の心理カウンセリングを受けました。
その時カウンセラーに
「後藤さんは自分のしんどい状況を
友達のアドバイスという特効薬で何とかしようとしています。
友達のアドバイスは後藤さんが自分で考え抜いて出した答えではないですよね。
そこに、後藤さんの信念や理想やビジョンがなければ
後藤さん問題は解決しないのではないですか?」
とご指摘をいただきました。
私が今回マインドフルネス(瞑想)をすることで
逆にしんどさが増してしまった原因は
不安に思う自分やしんどくなる自分を
瞑想で解消したいと思ってしまったことです。
不安になる自分やしんどくなる自分も
私の一部です。
それを解消しようとすることは
自分自身の一部を消そうとしてしまうことに
なってしまいました。
自分を消そうとすることで更にしんどくなってしまったのです。
不安に思う自分もしんどくなる自分も自分自身なんだと
認めたあげること、受け入れることが私には必要でした。
カウンセラーにはいつもこう言われます。
「しんどくなるのは何かに気づこうとしている時です。
しんどくなることや不安になることを前向きに考えてください。
しんどくなった時こそ自分を探求してください。」
私はしんどくなると
また鬱病になるのではないかと不安になり
早くこのしんどさから解放されたいと
自分を探求することから逃げたくなり
他人の言葉やアドバイスに依存しようとしてしまうことを
今回自覚することが出来ました。
しんどくなったり不安になったりしたときは
何かに気づく絶好のチャンスなんだと思って
自分の探求を頑張りたいと思いました。
漢方薬局