Blog
ブログ
中医学で使う漢方薬には
生理機能や内臓機能を良くする物があるのに対し
西洋医学にはそれが無い事が最大の違いです。
こんにちは。漢方薬局の後藤です。
今回は中医学と西洋医学の違いについてお話したいと思います。
では、西洋医学には無くて東洋医学にはある
生理機能や内臓機能を良くするとはどうゆうことなのでしょうか?
まず、東洋医学の基本的な考え方の
気・血・水のお話からしたいと思います。
人間の体には気と血と水という3つの物が流れていると
東洋医学では考えます。
気・血・水が十分量あって、しっかり体の中で流れている状態が
健康な状態です。
しかし、気・血・水のそれぞれやどれかが足りなくなったり
気・血・水の流れが滞ってしまうのが
体調不良や病気の原因と考えます。
東洋医学の基本的な考え方に陰陽の考え方があります。
物事は全て陰と陽の二つの面があるという考え方ですが
気・血・水を陰と陽に分けると
気が陽で血が陰になります。
陰と陽は目に見えるか見えないかが
一つの判断する物差しになります。
血と水は目に見えるものです。
気は目に見えないもので体温とか内臓の機能や働きを担っています。
西洋医学が生理機能や内臓機能に対応できないのは
血液検査や画像診断など目に見える問題しか
病気として認めない医学だからです。
東洋医学は画像診断や血液検査の結果に関わらず
自覚症状や顔色、舌の状態で見えない気の問題が
あるか無いかを判断し、
気を補う漢方や気の巡りを良くする漢方薬を使い
生理機能や内臓機能を改善する事で症状を改善する
方法があるのです。
私は大学を卒業した後10年以上調剤薬局で働いていました。
漢方に興味を持って勉強を始めて一番衝撃的だったのが
食欲不振を改善する漢方薬があるということでした。
食欲不振は西洋医学では症状として重要であっても
病気としては考えないし、食欲を改善する薬もありません。
人間の体が本来持っている力をサポートし
病気を治せる体に立て直していく事ができる
漢方薬だからこそ根本治療が出来るのです。
漢方薬局 048-574-9331