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こんにちは。漢方薬局の後藤です。
今回は前回に引き続き
うつ病患者さんの気持ちについて
お話ししたいと思います。
うつ病になると
少し困った性格になってしまう事があります。
それは、無意識に自己中心の考えになってしまうからです。
なぜそうなってしまうのでしょう?
うつ病になると
周り全体を見渡して自分の立ち位置を考えて
判断する事が出来なくなります。
そうなると自分の気持ちや考えで
行動するのが精一杯になります。
結果行動パターンや考え方が
子どもっぽくなってしまうのです。
「つらい・嫌いだ」という気持ちを抑えるには
エネルギーがいります。
うつ病はエネルギーの枯渇なので
自分の気持ちをコントロールできないのです。
自分の気持ちが抑えられないから
わがままに見えてしまうのです。
このようになった患者さんは
「自分はダメなんだ」
と責めてしまい
周りは
「急に性格が変わった」
と驚くことがあります。
しかし、このような困った状態は
病気がさせているのです!
本人も周りも理解して付き合っていくことが
大切です!
私がうつ病になった時は、
原因が失恋ということもあるためか
とにかく100%自己否定の状態になってしまいました。
そして、このような状態になったのは
両親のせいなんだと考えました。
あれ?33歳になって反抗期が来たのかな?
と冷静に考える自分もいました。
でも、100%自己否定なので、
立ち直る方法も前を向く方法も
テンションを上げる方法も
何も考えられませんでした。
自殺までする勇気はありませんでしたが、
早く人生が終わってくれないかなと考えていました。
うつ病になると
確かに困った性格になってしまうと思います。
でもすぐに解決できる方法は考えられないので
病気はこういうものなんだと理解するしかないし
そう分かっている事が何よりも大事なんだと思います。
周りの人は
「病気がそうさせているんだよ」
と教えてあげて、
あとは本人の話を聞いてあげることが
大事だと思います。
漢方薬局 048-574-9331