Blog
ブログ
卵胞ホルモン(エストロゲン)の
過剰な分泌と刺激が原因と考えられます。
こんにちは。漢方薬局の後藤です。
今回は子宮筋腫について少しお話したいと思います。
子宮筋腫は女性生殖系統の腫瘍の約80%
発病率は20~40%言われています。
発症年齢は全体の80%が35歳~49歳で
20代は少ないです。
発病年齢が高齢なのは卵胞ホルモンの刺激が
長期に積み重なった結果です。
では、卵胞ホルモンの過剰分泌と刺激の原因は何でしょうか?
卵胞ホルモン(エストロゲン)は子宮内膜やしこりなど
形になるものを作る性質があります。
その逆の働きをするのが黄体ホルモン(プロゲステロン)です。
黄体ホルモンは体温を上げて温めて
固まったものを溶かす働きがあります。
なんらかの原因でこのバランスが崩れると
卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌と刺激が
過剰になってしまうのです。
以上の理由から筋腫のリスクが高くなる要因は
①月経不順
②妊娠・出産経験がない
妊娠すると高温期が続くので
塊を温めて溶かすチャンスになります。
③ピルなどたくさんの卵胞ホルモンを含んだ薬の服用
④ストレスや不規則な生活でホルモンバランス乱れる
などです。
中医学では子宮筋腫を瘀血と考え血流を良くする薬が
伝統的には使われてきましたが、それよりも
まず、ホルモンバランスを整える事が大事であると
最近考え方が変わってきています。
当店の漢方相談では全身症状を確認し
ホルモンバランスの乱れの原因を
分析した上で漢方薬をご提案しています。
漢方薬局 048-574-9331