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膝に水がたまるのは膝を治そうとしている体の反応です。
膝に一生懸命栄養や酸素を届けようとしているのです。
たまった水を抜いてもまたたまってしまうのは
膝が必要としているからなのです!
こんにちは。漢方薬局の後藤です。
膝をスポーツなどで痛めたり膝を悪くしたとき
膝に水が溜まってしまうことがありますよね。
病院で水を抜いてもらうと一時的に腫れが取れますが
また元に戻ってしまう。
そんな経験をお持ちの方が
けっこういらっしゃいます。
では、なぜ、膝に水がたまるのか?
お話ししたいと思います。
膝の関節の骨のところまでは血管が届いていますが
骨の先の軟骨には血管が届いていません。
軟骨は鳥の手羽元の骨の先っぽのコリコリしたところです。
軟骨は軟骨細胞という生きた細胞で出来ていますが
ここに栄養を届けているのが滑液という水になります。
この滑液には酸素と栄養がたっぷり含まれていて
軟骨細胞を瑞々しく元気にしてくれるのです。
では滑液はどこから作られるのでしょう?
血液から作られます。
血管から酸素と栄養が豊富な透明な液体だけが
漏れ出して膝の関節の軟骨細胞に栄養を与える
滑液となります。
血液の酸素や栄養が少ないと滑液の酸素や栄養も足りなくなります。
これが膝の軟骨細胞が悪くなる原因です。
滑液の酸素や栄養が足りないとき体はどう反応するのでしょう?
体は滑液を追加オーダーしてしまうのです。
これが膝に水がたまる原因です。
膝をけがして一時的に膝に水がたまる場合、
それは膝を治そうとする反応です。
膝が治れば自然と元に戻ります。
しかし、慢性的に膝に水がたまる場合は
滑液の質(酸素や栄養状態)を良くする
=血液の質(酸素や栄養状態)を良くする
必要があります。
滑液の質=血液の質が良くならないと
膝に水がたまる症状を繰り返してしまいます。
漢方相談ではこのような場合、
抗酸化作用があり血液の質と流れを良くする漢方薬や
血液の酸素を増やすことができる健康食品などを
おススメしています。
これらを飲むと膝だけではなく全身の状態が良くなり
体が楽になります。
膝の水でお悩みの方は是非いらしてください。
漢方薬局