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脂漏性皮膚炎ってどうしてなるの?

皮膚は皮脂腺から油を出して

皮膚の潤いを守る仕組みがあります。

 

しかし、この油が様々な原因で過剰に分泌されてしまうと

そこにカビが繁殖したり、

紫外線によって油が酸化したり、

皮膚に刺激を与える原因が生じます。

 

その刺激で炎症が起きてしまったのが

脂漏性皮膚炎です。

 

こんにちは漢方薬局の後藤です。

4月7日に緊急事態宣言が行なわれたので

北浦和から電車通勤の私は

本日から週3回在宅勤務となりました。

 

資料作成、文章作成、SNS、動画配信などを

やっていく予定です。

動画配信は初めての試みなので

うまくできるかとても不安ですが

チャレンジしていきたいと思います。

 

今回は脂漏性皮膚炎についてお話ししたいと思います。

脂漏性皮膚炎はこれから暖かくなり湿度があがり

カビが繁殖しやすい時期になると多くなる

皮膚病です。

病気になるメカニズム、原因、対処法が分かれば

ある程度悪化や発症を防ぐことができます。

ご参考になれれば幸いです。

 

脂漏性皮膚炎は薬局でよく相談される皮膚病の一つです。

慢性病で病院での治療法があまりないのが特徴です。

再発率が高く、炎症や赤くなる状態を繰り返す

難治性の皮膚病です。

5月~6月の湿気が高くなる時に発症率が高くなります。

 

脂漏と脂漏性皮膚炎は分けて考えます。

脂漏とは皮脂分泌が過剰になった状態です

オイリー肌(油っぽい肌)と言ったりします。

この段階ではまだ炎症は起きていません。

 

脂漏性皮膚炎は

皮膚に炎症が起きている状態です。

 

脂漏性皮膚炎を防ぐには

①脂漏の状態(皮脂分泌が過剰)を防ぐ

②脂漏性皮膚炎(炎症が発症)を防ぐ

事が必要です。

 

ではそれぞれの原因についてお話します。

まず脂漏(オイリー肌)の原因ですが

・偏食(お酒が多い、肉類・脂肪分が多い、野菜が少ない)

・ストレス

・動脈硬化

・糖尿病

・ホルモンバランスの乱れ(更年期、不眠、ストレス)

・遺伝

等です。

 

脂漏性皮膚炎(炎症が起きる)原因は

・油が紫外線によって酸化されるとそれが刺激となる

・皮膚の表面の雑菌(特にカビ)の繁殖

*特にカビの繁殖が脂漏性皮膚炎と強い関わりがあると

言われています。

なので、カビの繁殖が旺盛になる湿度が高くなる時期に

脂漏性皮膚炎が増えるのです。

 

脂漏性皮膚炎を防ぐには

①脂漏(オイリー肌)にならないようにする

②皮膚表面の雑菌やカビが繁殖しないようにする

ことが大切です。

 

では①脂漏(オイリー肌)を防ぐには

・お酒、肉類・油っぽい食事を控える

・野菜(特に葉物野菜)をしっかり摂る

・ハーブティー、柑橘類、香味野菜、アロマ、

運動、カラオケ、おしゃべりなどでストレスを

発散する

・動脈硬化、糖尿病の治療

・更年期障害の治療

・質の良い睡眠

等です。

 

②皮膚の表面の雑菌やカビを繁殖させないようにするには

皮膚表面を清潔にし、潤いを保つためのスキンケアが大切です。

脂漏性皮膚炎の原因の一つに皮膚のインナードライという状態

があります。

皮膚の内側が乾燥しているため、これ以上の乾燥を防ごうと

一生懸命皮脂分泌を盛んにしてしまう状態です。

それが脂漏性皮膚炎を悪化させてしまう悪循環になって

しまうのです。

皮膚を洗浄してしっかり保湿することで

皮脂の分泌と雑菌の繁殖を防ぐことができます。

 

漢方薬局には、脂漏性皮膚炎を改善するための

ソープやローション、入浴液があります。

カビの繁殖を抑え、炎症をとり、肌の保湿も

してくれます。

軽症の場合はスキンケアだけでも痒みや炎症が

改善してきます。

 

しかし、皮膚は内臓の鏡と言われています。

体の中から脂漏(オイリー肌)の原因

となるものを取り除く必要がある方が

ほとんどです。

漢方薬はそれがとても得意です。

生活習慣の改善は絶対必要ですが

それに漢方薬を合わせると

改善がとても早くなります。

 

これからの季節、脂漏性皮膚炎でお悩みの方は

ぜひ相談にいらしてください。

 

後藤

漢方薬局

048-574-9331

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