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アトピーのタイプはいくつかありますが
日本人で一番多いのは胃腸が冷えているタイプです。
では、胃腸の冷えとアトピーの関係はなんなのか?
まず、アトピーに多くみられる問題は
皮膚の下に流れる水にあります。
この皮膚の下の水は胃腸の力によって動かされています。
胃腸が冷えて働きが弱くなると
皮膚の下の水の流れも悪くなります。
更に、皮膚の下の水の流れを悪くするのが
粘る性質の食べ物です。
甘い物、油っこいもの、肉類、乳製品、パンや麺などの小麦製品、
ドライフルーツやナッツ類などです。
これらの食品を摂り過ぎると皮膚の下に流れる水も粘りが強くなります。
胃腸が冷えて働きが弱くなる + 粘る性質の食べ物を摂ると
皮膚の下の水の流れが悪くドロドロになり、
皮膚の表面に水が届かなくなるので乾燥をしてしまいます。
また、水が滞って溢れると皮膚がジュクジュクして痒くなります。
汗も粘っこくなるので刺激が強くなり
汗をかく所に痒みが集中します。
頚部、肘や膝の曲げる部分、上背部、上胸部などです。
このようなアトピーの状態を改善するには
皮膚の下に流れる水の粘り気を取り除き
水を動かす胃腸の働きを良くする事が
とても大切になります。
一番大切なのは食事です。
食事のポイントは2つあります。
一つ目のポイントは温度です。
胃腸の消化酵素が最も良く働く温度は37度~40度です。
常温の20度になると酵素の働きの7割は失活してしまいます。
冷たい物や常温のものを食べた時は
その後温かいお湯などで胃腸を37度以下にしない事が大切です。
二つ目のポイントは繊維です。
繊維はドロドロの素を排泄する事ができます。
ドロドロの素を出す量と入れる量の差が
体の中に溜まるか減るかの結果になります。
ドロドロの素になる食品(先に書いた粘る性質の食品)は
とても美味しい物ばかりですが
アトピーが改善するまでは一旦止めて
アトピーの改善とドロドロを体に溜めない
丈夫な胃腸の体質になればまた食べる事ができます。
さらにアトピーの改善を助けてくれるのが漢方薬です。
漢方薬はアトピーのタイプや体質によって使う物が違います。
漢方と食事の改善でアトピーを改善していき
最終的には食事のコントロールだけで皮膚の症状も
コントロールできるようになるのが治療の目標になります。
漢方薬局 048-574-9331