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大慶堂漢方薬局の杉田です。今日はとても寒い日で、桜の開花の話もたくさ
ん聞く中で、外は冷たい雨が降っています。
今日も前回の続きです。今お話していることはとても大切なことなのでがん
の患者さんやそのご家族の方だけでなく、病気の出口がわからずお悩みの方に
もぜひお読み頂きたいと思っています。
それでは3月15日の続きです。
「わかるような気もするけど、でも実際に人が変わったらがんも変化する
の?」
私(=小澤康敏先生)が取材した方で仙台在住の泉さんという膀胱がんを体
験された男性がいます。
出向先の支店長として激務をこなしていた2001年の夏ごろからお腹に痛
みを感じ、トイレに行くと血の塊が出ることがあった。胃薬などで凌いでい
たが年が明けた1月仕事中に激痛と血尿。翌日開業医の泌尿器科受診。細胞
診の結果ClassⅤ.余命1~2年と告げられる。
紹介してもらった大学病院でさらに詳しく検査すると大腸にも転移が見つか
る。
主治医の説明では、膀胱を全部摘出して大腸を代用して膀胱にするという。
しかし、以降の検査ではClassⅢになっており表在性、筋層への浸潤お
よび他臓器への転移がない事から術式に納得がいかない。
看護師でもある奥さんと相談し、手術以外の手段はないか必死で調べた挙句、
手術しないと半年の命だという主治医に「覚悟は出来ています。自分で責任
を取ります」と告げ手術を断り退院。自己免疫力の向上と自然治癒力を活か
す為、漢方薬、食事療法、運動などを取り入れ、1年後、自然退縮。
#がん #慢性病