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こんにちは、大慶堂漢方薬局の後藤です。
先日の中医学初級講座で受講生の方から質問がありました。
『更年期の年齢で体が熱いので陰虚体質だと思いましたが生活習慣で改善できる事はありますか?』
という質問でした。
陰虚体質とは体の体液(車に例えるとエンジンの冷却水)が足りない事により、
体が発熱をしていないのに自覚症状として熱くなってしまう体質です。
体の体液(冷却水)が足りない事が原因で熱くなる状態なので虚熱と言います。
この状態を改善するには足りない体液を補えば良いですね。
体液は赤い色をしていて体に栄養や酸素を届けている血液と
色は無く透明な津液(リンパ液や粘液、組織液など体や組織の潤いに関わる体液)
があります。
血液を増やす食品は豆乳、豆腐、豚肉、などのタンパク質
津液を増やす食品はレンコン、キクラゲ、梨、ぶどう、
きゅうり、白菜、トマトなどです。
中医学の言葉に酸甘化陰という言葉があります。
酸味の物と甘味の物が陰を作るという意味になります。
甘酸っぱい果物などがおすすめですね。
あと生活習慣として一番大事なのが睡眠です。
体の中で陰が作られるのは陰の時間の夜になるので
日付が変わる前には寝るようにすると良いですよ!
漢方薬局