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更年期は女性特有の症状と思われがちですが、男性にも更年期があるんです!
男性の更年 期は「LOH 症候群」と呼ばれ、女性の更年期と同じような症状が現れます。
つらい更年 期の症状は、生活習慣の見直しで予防していきましょう。
更年期と言えば、女性ホルモンの低下による、中年期の症状です。
更年期=女性のイメー ジが強いですが、実は男性にも更年期があるんです!
男性更年期障害のことを LOH(エ ル・オー・エイチ)症候群と呼びます。
男性の更年期も、女性の更年期と同じような症状が現れます。
つらい症状に悩む中高年の 男性は少なくありません。
しかし、男性更年期についての認知度はまだまだ低めです。
そ こで、LOH 症候群の症状やリスク、予防法や治療方法について解説していきたいと思い ます。
●LOH症候群とは
・男性の更年期「LOH 症候群」
LOH 症候群に関係しているのは、男性ホルモンの「テストステロン」という物質です。
このテストステロンが低下することによって、男性の更年期症状が現れます。
女性の更年 期と同じく、ホルモンの低下が原因となって症状が現れます。
テストステロンは筋肉や骨の発達など、男性らしい体を作るのに必要なホルモンで、成長 期から 20 代にかけて増えていきます。
テストステロンがもっとも多いのは20 代で、そこ から先は減ることはあっても増えることはありません。
「ホルモンバランスは年とともに崩れていくし、少しぐらい減ってしまうのは仕方ないん じゃない?」なんて思っていませんか?!
実は、テストステロンの量には個人差がありま す。人によっては 30 代なのに 60 代、70 代並みのテストステロン値しかない、という深 刻な状態の人も!働き盛りの年代に男性更年期になると、気力・体力ともに減退してしま います。
大幅なホルモン減少は体に大きく関係するんです。
女性と違い、男性の更年期は自覚がない場合が多いのです。病気じゃないのに、なんとな く不調が続くという方は、男性更年期かもしれませんよ!
●テストステロン減少によるリスクとは
テストステロンが減少すると、心にも体にもさまざまな症状が現れます。
「ただのホルモン 低下でしょ?」と思っていたら大間違いです!
ホルモンは健康を保つために必要なもので あり、男性でもホルモンバランスが崩れれば、生活に支障が出ることただってあるんです。
では、どんなリスクが考えられるのでしょうか。
まずは、心と体に表れる症状から見てい きましょう。
・体の症状
最も症状が分かりやすいのが、体にあらわれてくる諸症状です。
倦怠感、疲労感、めまい、 発汗、頭痛、ほてり、ひどい肩こり、首痛、さらに性浴の減退やED など、さまざまな症 状が現れてきます。
テストステロンは男性らしいからだを保つホルモンなので、減少する と筋力低下を感じることも。
ほかにも、眠りが浅くなったり、夜間のトイレが頻繁になっ たりと、働き盛りにはつらい症状が目立ってきます。
・心の症状
テストステロンにはマイナス感情を抑えてくれる働きもあるため、減少するとうつに似た 症状が現れます。
なにげないことでイライラしたり、仕事もプライベートもおっくうな気 持ちになったり・・・そんなネガティブな心の症状も特徴の一つです。
不眠が続いて意欲 減退につながり、それによって身体症状が現れるという、悪循環に陥ることもありますか ら、早めの対処が必要ですね。
このように、テストステロンの減少は心にも体にも大きな影響を与えます。
元気に働き、 意欲的な毎日を送れているのは、ホルモンのおかげといっても過言ではないんです。
健康 は当たり前に得られるものじゃありません!自分の体を知り、年齢に合わせた予防や対処を行ってこそ、得られるもの、と心しておいてください。
●LOH症候群の予防と治療
LOH 症候群は、生活習慣の改善で予防することもできます。
多くの人が何も意識せず、 毎日の生活に追われているものです。
将来の自分のために、少しだけ自分の生活習慣を意 識し、改善ポイントをチェックしてみましょう。
・規則正しい生活でストレスを軽減しよう
では、LOH症候群にならないためにはどんな予防法があるのでしょうか。
テストステロンが低下する主な原因はストレスです。
特に働き盛りの 30 代から 40 代は、 家庭でも仕事でも重い責任を負い、プレッシャーのかかる場面が増えてきます。
徐々に男 性ホルモンが減っていくという自然なプロセスに、ストレスによるホルモン低下がプラス されてしまうのです。
ストレスを軽減するには、以下のような対処法があります。
・夜遅くまで仕事をしない(家で仕事のことを考えない)
・睡眠時間を確保する(家が遠い場合はどこかに宿泊するなど)
・食生活の見直し(肉や野菜、海藻類など、全体のバランス改善)
・適度な運動(時間は短くても定期的に)
何気ないことのようですが、なかなか実行が難しいものばかりです。
家族のために、お金 のためにと、自分をいたわらない生活を続けていると、ストレスが溜まってしまいますよ。
ストレスの軽減には何よりも規則正しい大切です。そして、ストレスの軽減がテストステ ロン低下の予防にもつながっていきます。
・LOH症候群の治療方法
もし LOH 症候群になってしまったら、適切な治療を受けることで症状の緩和につながりま す。
一般的な治療方法は、ホルモンを補充して少女運を緩和する治療です。
まずは男性更年期を扱う病院で検査を受け、お医者さんの指示に従って、テストステロン を増やす「ホルモン補充治療」を利用していきましょう。
・外用薬で補充する方法
テストステロンを皮膚から補充する方法です。
1 日 2 回程度の塗布で OK。効き目は穏やか で、少しずつ改善していくのが特徴です。
日本で扱われているものは濃度が低めの外用薬 ですので、副作用の心配も低くなります。
・注射で補充する方法
筋肉注射を数週間おきに行い、補充していく方法です。
規則的な間隔をあけて投与し、症 状を見ながら量を調節していきます。
副作用も少なめで日本で多く利用されている治療方 法です。
外用薬も注射も、病院で処方してもらうのが一番確実です。
高濃度の外国製品を自分の判 断で使ったりすると、思わぬ副作用が現れる可能性も!ホルモンバランスはとても繊細な ものですから自分で判断してはいけません。
必ず男性更年期を扱う病院で、医師に判断し てもらってください。