Blog
ブログ
“健康は日頃の食事が大切ですが、具体的にはどんなことに気をつける必要があるのでしょうか”
最近、風邪をひきやすくなった。
疲れやすい。
朝、スッキリ目覚められない。
「なんだか調子が悪いけど、病気なわけでもないので、そのまま・・」・という経験はないでしょうか?
そんな人は、実は深刻な病気の前兆かもしれません。
身体がやんわりと発する「SOS」をしっかりと受け取め、身体のケアを始めましょう!ただ、ほんの少し食事に気をつけるだけです。
食事バランスガイド メタボ編
食事に気を付けていくことは、メタボの元凶である肥満にはもっとも効果的です。
肥満はすべての生活習慣病の元凶ともいうべき状態ですし、容姿にも大きく影響しますので、多くの方が気になるところではないでしょうか?
1.食事のバランス・・・理想的なのは、主食:主菜:副菜:乳製品:果物を、5:5:3:2:2から7:6:5:2:2の比率で摂ることです。
2.腹八分目の量・・・満腹まで食べることで食後高血糖状態に陥り、インスリンが大量に分泌されて脂肪が大量に生成、蓄積されることになります。
3.よく噛んでゆっくり食べる・・・よく噛まないと満腹中枢への刺激が少なくなり、食べ過ぎてしまいます。
4.夜遅くや寝る前の食事は避ける・・・寝ている間はエネルギー消費が少なく、消化吸収の効率が上がるため、脂肪を溜め込みやすくなります。
5.食事を規則正しく食べること・・・食事の間の時間が長いと身体が飢餓状態と認識して脂肪を蓄積します。
6.外食では野菜を追加・・・外食は高脂肪高エネルギーですが、野菜が不足しがちですので、必ず野菜をつけるようにしましょう。
以上のことを気を付けて、継続するだけで必ず肥満は解消されていきます。
血糖値が気になる方へ 血糖管理編
メタボでは、脂肪の蓄積に注目しましたが、正しい食事を考える上では、血糖値の管理も非常に重要です。
血糖値を管理するためには、食事後速やかに糖へと変わる「炭水化物」を制限することが効果的です。
1.ご飯やパン(炭水化物)だけではなく、おかずも食べる・・・炭水化物だけの食事では血糖値が上がりやすいため、全体の40%ほどに抑えた上で、血糖値を上げにくいタンパク質と野菜を一緒に摂ることが効果的です。
2.夕食の量はほどほどに・・・夕食後は糖の消費が少ない為、昼食と同量かすこし少なめにするのが理想的です。
3.毎食1品は、油をとりいれる・・・オリーブオイルやサラダ油は血糖値の上昇を抑える働きがあります。肥満の人でも、3食のうち1食から2食はとりいれましょう。
4.果物の炭水化物に気をつける・・・果物にも炭水化物が含まれていることが多いので気をつけなければいけません。量的にはミカンなら小2個から4個、リンゴなら小半分から1個程度までにしましょう。
5.血糖値を上げにくい順番で・・・タンパク質や野菜、油から先に食べ、その後主食(炭水化物)を食べましょう。そうすることで、糖の吸収が抑えられます。
6.菓子類は1日1つ、糖質の少ないもの・・・血糖値を急上昇させる甘い清涼飲料水や菓子類は、できるだけ糖質の少ない製品を選び、1日に1つだけ、食間に摂るようにしましょう。
7.アルコールの炭水化物にも注意・・・醸造酒(日本酒、ビールなど)よりも炭水化物の少ない、蒸留酒(焼酎やウイスキー、ワインなど)を選びましょう。
まとめ
正しい食事と言われると、あまり美味しくない質素な食事を思い浮かべがちですが、上に挙げた2つの具体例のように、量と種類、食べ方を少し工夫するだけで実践できます。
少し身体の調子が思わしくない人は、一度日頃の食生活を振り返ってみましょう。ほんの少し工夫するだけで、調子が上がって健康を実感できます。是非一度、試してみませんか?