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冷えは体が睡眠につくための体温変化を乱してしまいます。
これが不眠の原因になります。
こんにちは、漢方薬局の後藤です。
今回は冷えと不眠の関係についてお話します。
最近冬の寒さで足が冷えてしまって全然温まらなくて
夜ぐっすり眠れないことにお悩みの方が多くいらっしゃいます。
なぜ体が冷えると眠れなくなってしまうのでしょう?
人間の体が眠りにつくには1日の体温変化のリズムが
とても大切です。
日中活動を活発に行うと体温は上昇します。
体温が上がると代謝が上がり、免疫も上がり
元気に活動することが出来るようになるのです。
夜になると日中上昇して体にたまった熱は
手足から放出されます。
この時、体温が下がり、代謝や活動量も下がり
体が眠たくなります。
これが体の健康な1日の体温変化のリズムです。
では、体が冷えるとどうなるのでしょう?
冷えでお悩みの方は日中も体温が十分上がりません。
代謝も上がらず元気に活動することも困難、免疫力も
低くなって風邪をひきやすい状態です。
このような状態の体は夜になった時、
これ以上体温が下がり、
代謝や免疫力が下がるのを避けるために
生体防御反応が働き
熱の発散を抑えてしまいます。
これが体温変化のリズムが乱れてしまう原因です。
熱の発散を抑える反応は
体を守るための大切な反応ですが、
体温が下がって眠くなるという体の反応も
出来なくなってしまいます。
これが睡眠の質の低下や不眠の原因になります。
冬はこれから訪れる春や夏に元気に活動するために
エネルギーを蓄える季節です。
エネルギーを蓄えるために大切なのが
食事と睡眠です。
これからの1年を元気に過ごすために
冷え性を改善し睡眠の質を良くすることが
冬の養生の大切なポイントになります。
(冷え性改善におススメの食材)
・体を温めて血流を改善する
→ 生姜、長ネギ、玉ねぎ、らっきょう、にんにく、ニラ
・体を温める働きがある肉
→ 羊、牛、鳥
冷え性で肩こり、痛み、胃腸の調子が悪い、眠れないなど
体調でお悩みの場合は漢方薬がおすすめです!
気になることがある方は是非相談にいらしてください
漢方薬局