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プロラクチンとは乳汁分泌ホルモンで、
授乳期の女性の血液から大量に検出されるホルモンです。
授乳期は授乳が一番重要なので体の他の機能を抑えて
授乳を優先させてしまいます。
これが不妊症の原因となります。
こんにちは。漢方薬局の後藤です。
今回は高プロラクチン血症と不妊症の関係についてお話します。
プロラクチンは最初に書きましたが乳汁分泌ホルモンで
授乳期に母乳を作るために分泌されるホルモンです。
ではなぜ妊娠も出産もしていない女性のプロラクチンが
高くなってしまうのでしょうか?
プロラクチンは脳の脳下垂体というところから分泌されます。
ほとんどのホルモンの調節は分泌促進調整(アクセル)が中心ですが
プロラクチンは分泌抑制(ブレーキ)が中心のホルモンなのです。
このブレーキ役をするのがドーパミンという神経伝達物質です。
ドーパミンは嬉しいときや楽しいときなど精神状態が良い時に
たくさんでるホルモンです。
ブレーキ役のドーパミンの分泌が少ないと
プロラクチンのブレーキがうまくいかないため
過剰に分泌されてしまうのです。
原因で多いのはストレスと睡眠不足です。
プロラクチンが過剰に分泌すると
母乳を作るために体の他の機能を抑えてしまいます。
この抑えられる機能というのが
➀生殖機能(性的衝動の減退)
②卵胞の発育抑制(無排卵)
③黄体機能の抑制
です。
これが不妊の原因となります。
他に高プロラクチン血症の原因となるのが
甲状腺機能低下症などの疾患
精神安定剤やホルモン剤などの薬剤の服用
などがあります。
改善のためには
➀生活習慣の改善(ストレスケア、早めに寝る)
②基礎疾患の治療
③内服薬の検討
が必要です
漢方には
ストレスや睡眠の質を改善することで
高プロラクチン血症による不妊症を改善するものが
あります。
漢方相談では
体質によって使う漢方薬は様々なので
お話を十分伺ったうえで何を使うかを
ご提案しています。
漢方薬局 048-574-9331