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8月7日の続きです。
藤田保健衛生大学 外科・緩和医療
学講座の調査によると、ガンの進行
による栄養障害は17.6%、残り
の82.4%の患者は、不適切な栄
養管理が原因で栄養障害になってい
ることがわかりました。
ただし、これまで日本の医療現場で
は治療に重向きを置き、栄養管理が
軽視されてきました。医学部のカリ
キュラムでは、生化学に十分な時間
がとられていません。化学薬品で治
療するのに、生体を成り立たせてい
る物質や、生命活動となる分子の合
成・分解の仕組みを十分学んでいな
いのです。
したがって、患者側が栄養管理に注
意を払わなければならないという現
状があります。標準治療の時や進行
期だけに限らず、適切な栄養管理を
することで、寿命が尽きる前に亡く
なってしまうというもったいないケ
ースは減らせます。
*栄養障害についての参考書
『「ガン」では死なない「ガン患者」
~栄養障害が寿命を縮める』
東口高志著 光文社新書