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こんにちは!
リンゾ~です。
早速ですが、糖質制限を知っている方・実践したことがある方は
どのくらいいるでしょうか?
最近では糖質制限ダイエットや糖尿病予防・改善目的で採用されることが
多く広く知られる様になり、
そういった関係の本も書店で良く見るかと思います。
しかし!
糖質制限をする事で眠れなくなることがあるんです。
もちろん糖質制限したから必ずなるものではありません。
中医学で言う所の“肝血虚”の人がなりやすいんです。
肝血虚って・・・何?
中医学の世界では肝(肝臓)は
➀血を蓄え、必要に応じて血を送る
②体の各器官の働きをスムーズにする
➂精神活動をスムーズにする
という働きがあると考えます。
①の貯蓄が十分でない状態を肝血虚と言い、
この状態になると肝の機能が衰えてしまい、
体の不調や精神症状として現れてしまいます。
また西洋医学的な肝臓の働きは以下の通りになっています。
⑴代謝:食べた物を適した形に作り変え、供給し活用していく
⑵解毒:体に有害な物質を分解し、無毒化
⑶胆汁の生成・分泌:コレステロールと胆汁酸から「胆汁」を生成
⑷エネルギーの貯蓄:ブドウ糖(グルコース)を
グリコーゲンという形で貯蓄
人が何も食べずに何日間か生きていけるのは⑷の働きがあるからで、
貯蓄を分解し使える形に戻すのも肝臓が行っています。
何で肝血虚だと糖質制限して眠れなくなるの?
肝血虚になると肝機能が衰えてしまう、
肝臓は食べた物の代謝やエネルギーの貯蓄などを行っている、
という説明をしました。
では肝血虚で機能が衰えているときに
糖質制限をするとどうなるのか?
肝機能が衰えて糖質を上手く作り出せなくなっている状態なので、
糖質制限をすると体、特に脳が低血糖状態になってしまいます。
すると体は何としてでも糖質を作り出そうとして
様々なホルモンを分泌し始めます。
そのホルモンの中に攻撃ホルモンと呼ばれている
人をイライラさせやすくしたり、
怒りっぽくさせやすくするホルモンがあります。
つまり肝血虚の時に糖質制限をすると
イライラしやすい・怒りやすくなるのです。
その結果寝る時間になっても興奮状態が収まらず、
眠れない・寝ても睡眠が浅いような症状が起きてしまいます。
これを読んだ方で『あ、私かも・・・』という方は
まず今している方法、制限している量など
見直してみるといいかもしれません。
ちなみに肝血虚は血を増やしてくれるもの(レバー、ほうれん草など)
を食べるだけで改善するのか?
という部分については…またそのうち話します(笑)。