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中医学では皮膚病を大きく三つの段階にわけて治療方針を考えます。
こんにちは、漢方薬局の後藤です。
今回は中医学の皮膚病治療の仕方についてお話したいと思います。
中医学で考える三つの段階の第一段階は
赤くなる、ジュクジュクする、化膿するなどの
急性段階になります。
この段階での治療方針は、炎症をとる、血液の熱をとる、
湿熱といって熱くなった湿気をとる漢方薬を使います。
第二段階は炎症が落ち着いてくると、化膿やジュクジュクや赤みは
引いてきますが、弱くなった皮膚が露わになり
ザラザラ、ゴワゴワ、カサカサが目立つようになってきます。
この段階では多少残っている急性の炎症をとりつつ
肌の潤いを足す漢方を合わせて使い肌を丈夫にしていきます。
最後の第三段階は美肌を作り再発を防ぐ為の漢方薬を使います。
中医学の皮膚病治療方針は炎症、痒み、ブツブツを無くすだけではなく
体質を改善し丈夫で綺麗な皮膚を作っていく事が目標になります。
体の中から立て直す事で皮膚だけでなく胃腸やホルモンバランスなど
体全体を良くしていきます。