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大慶堂漢方薬局の杉田です。いつもご覧
いただきましてありがとうございます。
6月6日の続きです。
私(←小澤先生のこと)がインタビュー
した九州にお住まいのこのご婦人(90
歳を越えておられる)は5つのがんを経験
されていました。
教員を退職後、70歳で新しい事業を始め
られました。77歳の時3度目の手術を
控え入院していましたが「明日、商工会議
所の講演を頼まれているので出かけて来ま
す。」と言ったきり病院を抜け出して戻ら
なかった。手術をすっぽかしたわけです。
私は「剛毅ですね。でも内心がんをそのまま
にして恐くなかったですか」と聞いたら、
「いや、私は子供の頃から母親にこう言われ
て育てられて来た。自分の寿命というものは
生まれてきた時から決まっているんだ。
いつ死ぬか決まっている。だから人間はがん
で死ぬわけではない、死ぬ時が来たら死ぬ。
ただそれだけ。」
この方は、昨年九州の患者会で講演されまし
た。この方が重要視したのはまさしく「命の
物差し」です。*真似して下さいと言っている
わけではありません(笑)