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インスリン抵抗性は遊離脂肪酸とも密接に関係しています!
こんにちは漢方薬局の後藤です。
前回は過食によるインスリン抵抗性の
メカニズムについてお話しました。
インスリン抵抗性の要因となるのは
血糖とインスリンそのものでした。
今回はそこに遊離脂肪酸も関与している
というお話です。
血糖はインスリンによって細胞の中に入った後、
エネルギーとして消費されますが
余ったものは脂肪として細胞の中に
蓄えられます。
脂肪は私達にとって貯蔵が出来る
エネルギー源です。
三大栄養素と呼ばれる物に
炭水化物と脂質とタンパク質があります。
炭水化物は消化されてブドウ糖となり
体の中に吸収されますが、余ったものは
最終的に脂肪になります。
脂質は体の中でもそのまま脂肪になります。
タンパク質は消化されてアミノ酸になって
体の中に吸収され、私達の体を構成する
筋肉などになります。
私達の体を構成しているのは
脂肪と筋肉と水分ですが、
脂肪は炭水化物と脂質から出来るのです。
インスリンがブドウ糖を細胞の中に届ける働き
をするため、最終的には細胞の脂肪を
増やしてしまう結果になるのです。
脂肪も細胞の中で増え過ぎてしまうと
本来の働きが出来なくなってしますので
それを防ぐ機能があります。
それがインスリン抵抗性です。
次回はなぜ遊離脂肪酸が
インスリン抵抗性に関係するのか
そのメカニズムについて
お話したいと思います。