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こんにちは。漢方薬局の後藤です。
先日運動した後スーパー銭湯に行き、サウナ→水風呂→サウナ
に入って汗をかき過ぎたのか、その後風邪を引いてしまいました。
家に帰宅した時とても体が疲れている感じがして
これはマズイと思っていたのですが案の定でした。
サウナで汗をかくのは気持ち良いですが、汗のかき過ぎは
体のエネルギーを過度に消耗してしまうので良くない様です。
気を付けないとですね!
今回は、先日中医師の先生が話させていた社会人のうつ病について
お話したいと思います。
中医学では、子供のうつ病、20代~40代のうつ病、50代以降のうつ病と
それぞれ原因と対応方法が違うとの事でしたが
今回は20代~40代の働き盛りの人たちのうつ病についてです。
この年代の人たちのうつ病の原因は
①睡眠時間
②ストレス
です。
ストレスがかかるといつもより眠気が強くなるけど眠りが浅いという状態になります。
ではこの時体の中ではどのようなことが起きているのでしょうか?
体の中ではこの時、覚醒ホルモンであるACTH(副腎皮質刺激ホルモン)
が分泌されています。
この覚醒ホルモンは外敵から身を守るために睡眠を抑制して体を緊張させます。
これは、人間が自然の中で生きているときや、戦国時代のような
いつ命を狙われるかわからない状況で生き延びるために必要な体の反応です。
この覚醒ホルモンが分泌されると深い睡眠がとれなくなります。
また、覚醒ホルモンは睡眠中に分解されるものなので
強いストレスが続くと覚醒ホルモンを分解する時間を確保するために
睡眠欲求は強くなります。
これが疲れていて眠気があっても熟睡できない状態です。
このような状態が続くとエネルギーが枯渇しうつ病へ進行してしまいます。
中医学ではこのような状態に対してストレスを緩和する漢方薬と
安神薬といって睡眠を改善する漢方薬をべースにして対応していきます。
ストレスや睡眠でお困りの方はぜひご相談しに来て下さい。