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インスリンの働きはどうして悪くなるの?②

インスリンの働きが悪くなるのは

私達の体の細胞を守る

防御反応という側面があります!

 

こんにちは漢方薬局の後藤です。

前回は過食でインスリンの働きが悪くなる

耐糖能異常という状態についてお話ししました。

耐糖能異常という言葉は血糖値をコントロール

出来なくて血糖値が高くなった状態を意味する

言葉ですが、同じ状態に対してもう一つ

言葉があります。

それはインスリン抵抗性という言葉です。

インスリンに対して私達の細胞が抵抗

しているという意味です。

本来エネルギー源であるブドウ糖を

細胞に届けてくれるインスリンに

私達の体の細胞は何故抵抗するのでしょうか。

 

前回のお話は

過食をすると

→高血糖を防ぐためにインスリンが多量に分泌

→細胞のインスリンを受け取る器である

 インスリン受容体が減少

→細胞がインスリンを受け取れなくなって

 血液中にインスリンとブドウ糖が増える

→血糖値が高くなる

という過食から血糖値が高くなるメカニズム

の話でした。

 

高血糖の状態は体に様々な障害をもたらしますが

血糖値を下げるためと言っても細胞に取り入れ

る事が出来るブドウ糖の量には限界があります。

限界を超えて細胞の中に糖が入ってしまうと

細胞自体が壊れてしまいます。

 

インスリン抵抗性は

細胞自体が過剰にブドウ糖が

中に入ってくるのを防ぐために

インスリンに抵抗している

防御反応とも考えられます。

 

ブドウ糖は体にとって大切なエネルギー源

ですが、過剰になると血管にも細胞にも

負担をかけてしまうのです。

つまりブドウ糖は適量なら私達にとって

必須の栄養素ですが、過剰になると

毒になってしまうのです。

 

次回はインスリン抵抗性について

少し別の角度からお話ししたいと思います。

 

 

 

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